風疹(ふうしん)が流行ってますが､妊娠中の奥さんがいる方は注意！

今日は､ここ最近よくテレビやニュース等で耳にする「風疹(ふうしん)」という病気の話です。

「風疹(ふうしん)」ってどんな病気？

症状を調べたところ､発熱､赤い発疹､耳や首等のリンパ節の腫れが代表的ということで､風邪と見分けがつかなそうな感じですね。

子供よりも大人が羅漢した方が症状が長引く傾向があるそうです。

まぁ､症状だけ見るとたいして怖くない病気に聞こえませんか？

でも､この病気の本当に怖いところは､そこじゃないんですよ。

妊娠中の女性は超警戒が必要！

この病気の厄介なところは､妊娠中の女性が羅漢した時なんです。

妊娠初期(16週くらいまで)の頃に「風疹」にかかった場合なんですが「先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)」という大変に怖い病気が赤ちゃんを襲う可能性があるのです。

「先天性風疹症候群」にかかった赤ちゃんは､難聴､心疾患､白内障､心身の発達障害等､シャレにならない病気を持って産まれる可能性が飛躍的に高くなってしまうのです。

例えば､妊娠4週の妊婦さんが「風疹」にかかった場合「先天性風疹症候群」を赤ちゃんが発症する確率は約50%以上と言われています。

50%以上ですよ？？恐ろしすぎますよね。

妊娠週が進むにつれて発症確率は下がっていくそうなのですが､それでも0%になる保障が無い以上は､絶対に避けなければいけない病気です。

さらに最悪なのは､妊娠中は予防接種が受けられないことです。

妊娠してから産婦人科で受ける血液検査で､風疹の抗体を持っているかどうか教えてくれるみたいなので､これから産婦人科に行くという方は､注意してチェックして下さいね。

「風疹」の感染経路は？

主な感染経路は「飛沫感染」ということで､要するに他人の咳やクシャミなんかです。

こんな話を聞いてしまうと旦那さんの立場からすれば､奥さんを外出させたくなくなりますよね(笑)

ボクのところは､現在､第2子の妊娠後期(28週くらい)なのですが､専業主婦なので人混みに進んで行くような機会がありません。

だからと言って外出しないわけでは無いので心配は心配ですが､電車やバス等､密室で人混みが発生するような場所は出来るだけ避けるようにアドバイスをしています。

でも､風疹感染が1番危険な妊娠初期って仕事を続けている奥さんも多いと思うんですよ。

大体､通勤に電車やバスを使っていますよね？本当に人混みには要注意ですよ。

特にオジサマ世代は､多少の病気なら仕事に出るのがカッコイイみたいな風潮があるので注意して下さい。

マスクとかしないで平気で「ぶえぇぇぇくしょい！！！」みたいなクシャミを発射してきますから。

1番重要な感染対策ポイント

さて､奥さんの1番身近にいる存在は誰でしょう？？

そうです。旦那さんです。

旦那様が風疹にかからないようにすることが最も重要な対策だったりするって話です。

1987年以前生まれの方は､風疹の予防接種率が低いらしいです。

ボクは1983年生まれなんですが､風疹の予防接種を受けたかどうかの記憶なんてハッキリ言ってありません。

ということはですよ､毎日バリバリ仕事に出ている旦那さんが実は1番危ないってことです。

抗体を持たない旦那さんが通勤途中に誰かに風疹をうつされていて､気付かずに奥さんに接触して感染というとても怖い感染経路の出来上がりです。

旦那さんは早く医療機関で風疹の抗体チェックを！

奥さんが妊娠されたという旦那さんは一刻も早く医療機関で風疹の抗体を持っているかどうかチェックに行って下さい。

全てかどうか分かりませんが､各地方自治体では風疹対策をやっているところが多いです。

ボクが住んでいるところでは､抗体検査だけなら無料。ワクチンが3,300円です。

たかが3,000円くらいのワクチンで､愛しい我が子の安全を守れるなら安いものですよね。

実は､この記事を書いている今日､ボクも予防接種に行く予定なんです。

最初は､10月中に行けばいいやってくらいのノンビリ思考だったんですが､とある事件があって､ボクの気持ちはすぐに切り替わったのです。

ボクが疑似体験した風疹の恐怖

それは､いつもと同じ仕事の朝でした。

会社に出かける支度をしていたボクのスマートフォンに急に着信が入ります。

それは､珍しくボクの直属の上司からでした。

ということが本当に起きてしまったんですよ。

風疹の情報を得てからモタモタしていた自分への罰だと思いますね。

結果として､ボクの部下くんは､高熱から来る「じんましん」ということで､風疹では無かったんですけど､もし本当に風疹の陽性結果が出ていたらボクはどうなっていたでしょうか？

思い出しただけでもゾッとするわけですよ。

皮肉なことに､この事件がキッカケでボクの風疹対策への危機感が120%アップしたってワケです。

全国の妊娠した妻を持つ旦那様！！風疹の抗体をちゃんと持ってますか？？

自信が無いのであれば､うるさいようですが､必ず医療機関へ行って下さいね！

ワクチン1本で簡単に防げる病気が風疹です。

でも､ワクチン1本を受けなかっただけで､我が子に生涯残る不幸をもたらすのも風疹です。

仕事が忙しいとか､めんどくさいとか､注射がイヤだとか言ってないでしょうね？

風疹対策に取り組んでいる医療機関はインターネットで簡単に検索出来ますから､自分が行ける最寄りの医療機関に行ってもらえればOKです。

おわりに

2018年は､風疹が大流行しています。

病気になって後悔してからじゃ遅いんです。

アナタのカワイイ赤ちゃんを病魔から守る為にも､ちゃんと対策をしましょう！