フクシこんにちは、フクシです。
前回の記事では、僕が25歳頃からお腹の不調に悩むようになり、長年IBS(過敏性腸症候群)と付き合ってきた体験を書きました。
今回はその続きとして、僕が実際に使ってきた薬や漢方について書いてみようと思います。
現在43歳の僕が、IBS対策として取り入れているのは主に、
- イリボー
- 桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
- ビオスリー
- 食生活を中心とした腸活
この4つです。
ただし最初に書いておきますが、この記事は、
「この薬を飲めばIBSが治ります!」
というものではありません。
あくまで長年IBSと付き合ってきた僕自身が、医師に処方された薬などを実際に使ってどう感じたのかという個人の体験談です。
薬の効果や副作用には個人差がありますので、症状に悩んでいる方は自己判断ではなく医師や薬剤師に相談してください。
僕のIBS生活を大きく変えた「イリボー」
前回の記事でも少し触れましたが、僕がイリボーを飲み始めたのは、IBSという病気の存在をネットで知ったことがきっかけでした。
それまでは自分のことを単純に、
「人よりお腹が弱い人」
だと思っていました。
外出時には市販の下痢止めを常備し、仕事で長距離移動する日は食事まで気にする。
そんな生活を何年か続けた後、ネットでIBSについて調べている中でイリボーという薬を知り、内科を受診しました。
イリボーは、ラモセトロン塩酸塩を有効成分とする下痢型IBSの治療薬です。
国の医薬品情報を扱うPMDA(医薬品医療機器総合機構)の資料でも、下痢に伴う腹痛・腹部不快感や便通状態を改善する薬とされています。
そして僕の場合、この薬との出会いはかなり大きなものでした。
1週間もしないうちに「効いているかも」と感じた
正確に何日目だったかまでは覚えていません。
ただ、イリボーを飲み始めて1週間も経たないうちに、お腹が以前より安定している感覚があったことは覚えています。
もちろん、



「IBSの薬をもらったぞ!」
という安心感による、いわゆるプラシーボ的な影響もあったのかもしれません。
それでも僕自身の体感としては、明らかに変化がありました。
特に大きかったのが、下痢からくる切迫した便意が以前より来にくくなったことです。
それまでの僕は、
「突然お腹が痛くなったらどうしよう」
「途中でトイレに行きたくなったらどうしよう」
と、外出するたびにトイレのことを意識していました。
それが少しずつ減っていきました。
便そのものも、それまでより硬めになったように感じました。
何より大きかったのは、



「薬を飲んでいるから大丈夫かもしれない」
と思えるようになったこと。
外出時の安心感は、それまでとは段違いでした。
ちなみに、それでも市販の下痢止めはお守りとして持ち歩いていました(笑)
昔はストッパ。
現在はトメダインフィルム派です。
僕にとっては「持っている」ということ自体が安心材料になっているんだと思います。
イリボーでIBSが完治したわけではない
ここは誤解のないように書いておきたいところです。
僕の場合、イリボーを飲み始めて症状はかなり楽になりました。
だからといって、
「イリボーを飲んだらIBSが完全に治った!」
というわけではありません。
それでも、急な便意への不安が減ったことで、生活の質は確実に上がったと感じています。
僕にとっては、それだけでも非常に大きな変化でした。
そして最初に処方してもらってから10年以上。
現在までイリボーの服用を続けています。
飲み始めた頃は便秘やガスが気になることもあった
もちろん、良いことばかりだったわけではありません。
僕の場合、イリボーを飲み始めた頃は便が硬くなったことで、逆に便秘気味になったり、ガスが溜まっているように感じたりすることがありました。
ちなみにイリボーの添付文書でも、便秘や硬便は主な副作用として記載されています。
僕自身について言えば、その後10年以上服用していく中で薬との付き合い方にも慣れていき、現在まで「副作用がつらくて困った」というほどの嫌な思い出はありません。
ただし、これはあくまで僕の場合です。
添付文書では重篤な便秘などへの注意も示されているため、服用中に気になる症状があれば医師へ相談することが大切です。
下痢は減った。でも別のお腹の悩みが残った
イリボーを飲み続けることで、僕の場合は下痢や急な便意に悩まされる機会がかなり減りました。
さらに40代になって自分の健康を見直すようになり、ビオスリーや食生活を意識した腸活も取り入れるようになります。
ビオスリーは酪酸菌などを含む整腸剤です。
この頃から僕の場合、下痢をすること自体がかなり珍しくなりました。
ところが、別の悩みがありました。
便の形は以前より安定している。
下痢でもない。
それなのに、



排便した後も、なんとなく腸が落ち着かない。
スッキリしないというか、残便感のような不快感が残ることがあったんです。
これが地味にストレスでした。
「下痢はかなり改善したのに、なんでまだお腹が気になるんだろう?」
そんな状態がしばらく続いていました。
43歳で出会った「桂枝加芍薬湯」
そして43歳になったつい最近。
長年お世話になっている医師に、排便後も腸が落ち着かないことを相談しました。
すると先生から、
「それなら良い漢方薬がありますよ」
と提案されたのが、
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
でした。
桂枝加芍薬湯は医療用としても使われている漢方薬です。
先生も最初から長期間分を出すのではなく、
「いきなり3か月分処方して、合わなかったらもったいないから」
という感じで、まずは1か月分を処方してくれました。
僕自身も、



「漢方かぁ。とりあえず飲んでみるか」
くらいの気持ちでした。
ところが。
僕には桂枝加芍薬湯がかなり合っていた
これが僕には驚くほど合いました。
飲み始めて数日も経たないうちに、
「あれ?なんか腸が落ち着いてるぞ?」
と感じるようになったんです。
特に長年ストレスだった、排便後の残便感のような不快感。
これが僕の場合はかなり軽減されました。
もちろん、これも僕個人の体験です。
漢方だから誰にでも同じように効くわけではありませんし、同じ症状だから同じ薬が適しているとも限りません。
でも僕自身は、
「もっと早く相談しておけばよかった!」
と思いました(笑)
長年IBSと付き合っていると、自分でも知らないうちに、
「まあIBSだからこんなもんだろう」
と諦めてしまっている症状があるのかもしれません。
僕にとって排便後の不快感がまさにそれでした。
43歳現在は「4本柱」でかなり安定
現在の僕は、
イリボー・桂枝加芍薬湯・ビオスリー・食生活を中心とした腸活
この4つを軸にIBSと付き合っています。
25歳頃のお腹の状態と比べれば、本当に大きく変わりました。
現在では下痢をすること自体が滅多になくなり、腹痛で困るような場面もほとんどありません。
昔の僕は、仕事で車に乗ればトイレが怖い。
電車に乗れば途中下車。
外出すればトイレの場所を確認。
そんな生活をしていました。
それを考えると、現在はかなり普通に生活できるようになったと感じています。
もちろんIBSそのものが「完治した」と考えているわけではありません。
現在も自分のお腹の状態を見ながら付き合っています。
長年のIBS生活で感じた「医師に相談すること」の大切さ
僕はかなり長い間IBSと付き合っています。
それでも43歳になった今になって、
「こんな選択肢があったのか」
と思う薬に出会いました。
桂枝加芍薬湯をもっと早く知りたかった、というのが正直なところです(笑)
でも考えてみれば、僕が医師に「排便後も腸が落ち着かない」と伝えなければ、その薬を提案してもらうこともなかったかもしれません。
だから今回改めて思ったのが、
「IBSだから仕方ない」と自分だけで抱え込まず、困っている症状があればその都度医師に相談してみる。
ということ。
長年付き合っている病気でも、症状は変わることがあります。
自分の年齢や生活も変わります。
その時々で困っていることを医師に伝えるのは、やっぱり大事なんだなと思いました。
薬だけじゃなく「腸活」も大きかったと思う
そしてもう一つ。
25歳頃からIBSと付き合ってきた僕が、現在かなり重要だと思っているのが普段の食生活です。
僕自身、40代になって食生活をかなり見直しました。
以前より食事量も減り、平日は揚げ物をほとんど食べません。
飲み物も常温か温かいものを好むようになり、主食は白米が中心。
パンや小麦製品も好きですし、お菓子だって食べます。
ただ、昔と比べれば明らかに量は減りました。
僕自身は、こうした変化も現在のお腹のコンディションに関係しているのではないかと感じています。
ただし、ここは薬以上に僕自身の感覚によるところが大きい話です。
41歳頃にはかなりストイックに食生活を変え、小麦製品や糖類、お菓子などを大幅に減らした時期もありました。
その時期には結果として1年も経たないうちに体重が約16kg減り、お腹の状態についても良い変化を感じました。
現在はそこまで厳しく制限していません。
たまにはラーメンも食べるし、ピザも食べます(笑)
それでも体重は大きく変動せず、お腹の状態も以前より安定しています。
このあたりは話し始めると長くなるので、僕が実際にやってきた腸活や食生活については別の記事で詳しく書こうと思います。
まとめ|薬に助けられながらIBSと付き合ってきた
僕がIBSの症状を意識するようになったのは25歳頃。
そこから長い年月が経ちました。
最初は市販の下痢止めをお守りのように持ち歩いていた僕が、IBSという病気を知ってイリボーと出会いました。
僕の場合、イリボーによって急な便意への不安が大きく減り、生活の質はかなり上がりました。
その後、ビオスリーや腸活も取り入れ、43歳になった現在は桂枝加芍薬湯も服用しています。
そして最近になって改めて感じたのは、
長年IBSと付き合っていても「仕方ない」と思っている症状を医師に相談してみる価値はある
ということです。
僕自身、排便後の不快感について相談したことで、新しい選択肢に出会うことができました。
25歳頃の僕から考えれば、現在のお腹の状態はかなり安定しています。
それでもこれから先、また症状が変わることもあるかもしれません。
そのときは一人で我慢せず、医師と相談しながら、その時の自分に合った付き合い方を探していこうと思っています。
そして薬と同じくらい僕が大切だと感じている「腸活と食生活」については、次の記事で僕自身の体験を詳しく書いてみようと思います。









