どうもフクシです!(@fuku_fuku777_)
かなり以前の話なのですが、ボクが「大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)」という病気に襲われて緊急入院した時の話をしたいと思います。
芸能人でも結構この病気になっている人がいて、意外と有名な病気かもしれません。
病気の発症は本当に突然だった…!
あの日、ボクは夜勤明けの仕事帰りで早朝の首都高を車で走っていました。
すると、運転中に突然お腹の右下辺りに鈍痛を感じたんです。
トイレ的な痛みとは全く違う感じで、直感的に「あっ。これヤバイやつだ。」と思いました。
そして、腹部の痛みを感じると同時に、自分が熱っぽいことにも気付きました。
ボクは迷うことなく首都高をカッ飛ばして病院へ直行することにしました。
35年生きてきて、後にも先にもあのレベルの急激な体調不良は経験したことがなかったですね…。
病院でエコー検査をしてもらった結果…
体調不良に襲われたのが早朝だったので、幸いなことに朝イチで病院に行くことが出来ました。
あれが深夜の発症だったらと考えるとゾッとします。
病院に着いてからも当然体調は悪いワケですが、我慢出来ないレベルではなかったので普通に診察待ちをしました。
腹痛があったので内臓に異常があるのかもしれないと思い、内科の先生に診察してもらったのですが、原因追求の為にエコー検査をすることになりました。
エコー検査って知ってますか??
超音波みたいなやつで内臓の様子を検査するやつです。
ということで、すぐに結果が分かると思っていたエコー検査でしたが、想像以上に時間が掛かりました。
どうも原因が分かりづらかったみたいで30分くらいは検査されてましたね(笑)
最初は医者1名で検査していたんですが、最終的にもう1人医者が呼ばれて2人がかりで検査画面を見ていました。
なかなか終わらない検査にメチャクチャ不安になりました(笑)どんな重い病気やねん…と(^_^;)
検査の結果「大腸憩室炎」という病気だった!
憩室炎とは、何らかの原因で憩室とよばれる部分に細菌感染が起こり、腹痛や発熱といった症状が現れることを指します。
憩室とは、消化管の壁の一部が内側から外側に向かって袋状に突出したものをいいます。特に大腸に多く、地域などにより差はありますが大腸憩室は非常に一般的なものです。
憩室に便が詰まったりすることをきっかけとして細菌感染が起こり発症します。
出典:メディカルノート
ということで「大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)」という聞いたことのない病名を告げられたワケです。
要するに腸内にある穴が何らかの原因で炎症を起こしていたらしい…。
出典:ドクターズブレイン
まさかの緊急入院になってしまった…
病名を告げられたボクは、このあと薬もらって帰れるのかなと思っていたんですが…。
これは入院した方がいいですね(ニッコリ)
えっ??入院ですか!?
通院治療も出来るけど、悪化すると腸から出血して重症化したりするから入院してガッツリ治療した方がいいよ(ニッコリ)
わ…分かりました…。
どうやら血液検査の結果も炎症の度合いを表す「白血球」の数値が基準値の数倍だったらしく、ボクが思っていたよりも重症だったみたいです。
ということで、ボクの入院生活が突然始まりました。
色々とツラかった入院生活を振り返る!
入院生活は1週間だったんですが、この短い期間で結構シンドイことが発生したので思い出として語ります(笑)
断食生活!
大腸憩室炎の基本的な治療方法は断食&点滴です。
だから、炎症の数値が下がるまでの間は食事が禁止されました。
暴飲暴食が原因でこの病気になった説もあるので自業自得なんですが、好きな物を自由に食べられないのはツラかったです。
でも、栄養と水分は点滴から取れるので、不思議なことに空腹感で苦しむってことは無いんですよ。
断食のおかげで入院1週間で体重が約6kgも落ちてくれました(笑)
ちなみに炎症の数値が下がってくれば、少しずつ胃に優しい食事が解禁されていきます。
これは、断食後に解禁された最初の食事だったと思います。
こんな味の薄そうな料理がそれはそれは美味しく感じました。
好きな物が食べられるって幸せなことなんだと実感しました!
点滴の針地獄!
1日あたり点滴を2〜3本打つんですが、どうも針を刺す看護師さんにハズレが多かったようで…。
点滴の針を刺しますね〜♪
はい。
チクッ!
あっ!すいません!位置がズレちゃったのでもう1回刺しますね!
チクッ!!
イデデっ!(;_;)
あっ!!すみません…。またズレちゃって…。
ええっ…。マジっすか…。
ボクは血管が細くて見えづらい体質らしくて看護師さんもピンポイントで針を刺すのが難しかったらしいです。
それにしても入院期間中は、注射針の刺し直しが多くて、ひどい時はボクの腕は2倍くらいに腫れてしまいました。
病院によって注射の技術は当たりハズレがあると思いますので、出来るだけ評判の良いところを選びましょう。
マジで腕がパンパンになった(笑)
病院が退屈すぎてキツい!
入院中は基本的に外出禁止だったので本当に退屈でした。
さらに断食中は食事タイムすら無いので、やることと言えばスマホいじったりゲームしたりタブレットで読書したりって感じですね。
でも、病室で丸1日を過ごすってビックリするくらいヒマなんですよ(笑)
まぁ、普段は仕事で忙しくしていることが多かったので、神様が休めと言ってるんだなと思って諦めることにしました。
病院内の売店に行って、新しい雑誌とかをチェックするのが結構いい気晴らしになっていたのは良い思い出です。
病院内を意味なく散歩したりもしてました(笑)
お風呂がメンドくさい!
入院中は常に点滴の針が腕に刺さっているような状況なんですが、入浴の時だけは外してもらわないといけません。
入浴する時は看護師さんにお願いして、点滴の管と腕に刺さっている針を分離させてもらいます。
そして、針の刺さっている腕をビニールシートみたいなやつでグルグルに巻いて水に濡れないようにします。
風呂に入るために2ステップくらいの準備が必要なので結構ストレスでしたね。
入院中の友人や知人の励ましが嬉しかった
急に体調を崩したことで、仕事にも穴を開けてしまったんですが、会社の人達が「安心して休め!」と言ってくれたのは嬉しかったです。
あとは退屈で孤独な入院生活だったワケですけど、そういう時に友人や知人からLINEやツイッター等で励ましの言葉をもらえたことで、人との繋がりのありがたみをものすごく感じましたね。
もちろん毎日お見舞いに来てくれた家族もです。
人は独りでは生きていけないなと強く感じた瞬間でした。
かかった医療費は??
1週間の入院で10万円ちょっとくらいだったと思います。
保険適用で病室は大部屋です。
幸いなことに生命保険に入っていたので、保険金を使って3割負担くらいで済みました。
大きな病気をすると急な出費が発生するので、普段から貯金しとかないといけませんね(^◇^;)
おわりに
無事に1週間の入院生活が終わりまして、晴れて退院することになりました。
ボクの人生の中で、あれだけの点滴と血液検査の回数を経験することは、後にも先にも無いんじゃないかな(笑)
「大腸憩室炎」は再発しやすい病気ということらしいので、暴飲暴食に注意しようと心に決めて退院したことを覚えています。
人は体調を崩した時に初めて健康のありがたみを感じます。
現在、元気な人もそれが当たり前のことじゃないということを意識して出来るだけ健康的な生活をした方が良いということを経験者が語らせてもらいます(笑)
それではまた!
■「大腸憩室炎」は突然症状が出るぞ(ボクの場合)
■状況によっては入院になるよ。通院治療も可能。
■基本的な治療方法が断食と点滴。
■入院中は孤独で退屈。
■孤独な入院生活で人の繋がりの大切さを感じる(こともある)
■医療費は10万円くらいかかった(保険適用・病室は大部屋)
→生命保険に入っていたので実質3割負担くらいで済んだ。